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悩みの種、PE

今日の記事は、最近の深刻な悩み(笑)

実は、このブログはみんなにトンガのことを知ってもらいたいと始めたもの。
あれれ?少し、趣旨も変わって、自分の活動記録になっているな。と思うのですが(笑)
それでも、この気持ち、記録に残そうと思って、今この記事を書いています。。。

もしよかったら、お付き合いください。

私が今すごく悩んでいることは"PE" Physical Education

トンガの学校には、体育という科目がありません。
その代わり、毎週水曜日の6時間目、3~7年生が自習をしている間、1~2年生はPEの授業があります。
担当するのは、1・2年生の担任。

私は、1年生の副担任なので、自動的に"Fitness/Movement Department"に所属し、
PEの授業を持つことになります。

この時点でも、え?という感じなのですが…。
私はあくまで一ボランティア。エウア高校の常勤の先生ではありません。
けれども、実際今年になってから、自分がこのエウア高校の一人として機能してきているのだな。と感じます。
今まではCPがいたので、他の先生との交流も少なかったし、
ある程度の距離をおいても、CPがトンガ社会/職場とのつながりになってくれていました。
だから、あまり学校現場に深入りしなくても、ボランティアとして日本語教育だけに専念することができたのです。

しかし、今年は違います。
私が、それぞれの先生と関係を築き、助けてもらい、日本のイベント、日常の学校行事、時にはトンガ人学生との付き合い方など、教えてもらいながら活動していかなければなりません。
そういった意味で、トンガ人教師と近くなったし会話も広がりました。(去年に比べて)

それはとてもいいことだと思うのです。素敵な先生ばかりで、いつもユーモアもらっています。
言葉を超えて、感じることができる人の魅力。笑顔かな?優しさかな?そんな素敵な出会いに感謝。

それと同時に、距離が近すぎるかな?とも感じるのです。
その一番の理由としてあげられるのは、

・とにかく頼みごとが多い。
(教えてくれ!なら、まだ考える余地がありますが、やってくれ!というものがほとんど…。)
君がマロロ(休む)するために、手伝う気はないの。なんて冗談を言っていますが、これ本気(笑)

まるで、私をエウア高校の教師一員のように扱う。(朝の点呼、試験監督、学校へのドネーションなどなど)
完全に、トンガ人日本語教師を養成するため+トンガ日本語教育の向上のために来た
2年間限定のボランティアということは忘れているよう。
(まあ、CPがいないので、そのセリフの力は今年は弱くなってしまうのですが…ウウゥ)

今までは、うまく交わしながら深入りしないようにしていたのですが、
今回それがPEでできない理由は、私が「副担任」だということ。
私がもしその業務を放棄した場合、その仕事は全てルーティナ(担任)にいってしまう。
他のクラスは2人の先生で手分けをして(理論+実践)を教えます。

それはしたくなかった。
ルーティナは、私のCPかのようにいろいろ日本語教育を手伝ってくれていて、
プライベートでもお世話になっている大切な人。
だから簡単にNoと言えない部分があって、
なんとか折り合いをつけてお互いが納得できるように進めたかった。
なので、ルーティナが一緒にいて2人で何かをやるという条件でPEのクラスを持つことに決めたのです。(あくまで2人で!がルール。そうじゃないとLazyなトンガ人は、なんでも任せて逃げてしまうんですね…)


そうやって、始めてみると、ぐだぐだのPE.
まず、Departmentの長であるH.O.D( Head of Department)がシラバスを作らない。
水曜日の朝になって、何をするか会議が開かれる。
ぐだぐだ、何もしない水曜日が続きました。
時にはむちゃぶりも来ます。いきなり「かなこ!エアロビクス教えて!」とか。


それで、1学期はずーとぐだぐだ。
2学期の初めも、ぐだぐだ。
それに見かねた教頭先生が、Departmentみんなを集めてこれからのこと、話し合わせると…
H.O.Dがいきなり「今学期はラグビーとネットボールとバスケやる!」と言い出す。
教頭先生「バスケはだれが教えるの?」
H.O.D「……かなこ!」

かなこの心の声
「待ってよ~。コートないし、ボールないし、絶対これめんどくさくて私に全部押しつけたいパターンだよ。」

でもここで教頭先生が
「一つ理解してほしいのが、今年1,2年生の女性教師で運動できる人が少ないということ。」
を話しました。確かに、女性教師が私を含めて6人。そのうち2人は妊婦、1人はおばあちゃん先生。
必然的に、理論と実践に分かれており、実践を担当できる先生は、私とルーティナともう一人の先生しかいないのですね…。

まあ、その状況を理解してほしいと言われました。
結局、スポーツは「バスケ、ネットボール、ラグビー」になりました。
そこで、私がお願いしたのは、私は理論を教えないということ。
バスケにして、実践を私が担当するのは了解したけれども、
理論はそれぞれのトンガ人先生が責任を持って、教えてほしいと。

それでみんな了解したんです。
なのに…いざ、理論が始まってみると、
「アメリカンバスケットボールなんてわからないわよ~!かなこが教えて!ほらデモンストレーションとか必要でしょ!ボール使って教えてよ!!」
とかむちゃぶりの嵐。

もしルールが分からないなら(もうルールのコピー資料はあげています)
前もって聞くべき。

当日になって、自分が何も用意していないからって、
バスケは私分からない。かなこがまとめて教えてってそれはどうなんだろう。
と、もうかなり、ストレスもたまってしまいました。

なんでこんなにLazyなんだろう。
なんで、こんなに人任せなんだろう。
誰一人、ちょっと昨日ここ読んだんだけどさ、意味わからなくて…どういうこと?と聞いてくる人はいないのだろう。と

びっくり。
対応につかれ、
それ相当の非難も浴び、(なんで私達が知らないバスケを教えないといけないの!)
とか、
もうぐちゃぐちゃでした。

H.O.Dとも一回ちゃんと話し合いました。共通理解は持てたかな?
・バスケを体験として教えることには賛成。
→でも教会系の学校のコートを借りてしかできないから、実践にそこまで時間はとれない。
・トンガ人先生がみんな知っていて、且つその場プレイできるネットボール、ラグビーに時間をかけた方が効率的
・アセスメントはその2つの競技から
・ネットボールのボールが必要だよね。頼まないとね。とかとか…。

でも、教頭先生と話すと弱いH.O.D
私は、今少し知らないふりをしておこう。
入れば入るほど、トンガ人にとってよくない気がしてきて。

この国にとって「手伝う/助ける/力になる」ということはどういうことなのだろう。
「ボランティア」として、私達がやっていること
私達が伝えたいことや気持ちと、受け取る気持ちは一緒じゃないのかも。
特にトンガ人は与えられることに慣れ過ぎているような気がしてならない。

といろいろ考えたりしました。

無責任だと思われてもいいから、
今はすこし、関わるのをやめようと思いました。
私がいままでした行動を振り返って、深入りしすぎたのかなとも反省しました。

言いたいこと、しっかりポイントしぼって伝えるのが下手だなあ。とか
いいように流されているなあ。とか、しょんぼりする日々。
(でも、一度自分のホームクラスで行った理論with Lutinaはとても面白かったです。
ボールを使って、パスやドリブル、トラベリングなど説明しました。やっぱりバスケ楽しい!)

私達(先生方と私)はCPという関係でもないので、
あまりがっかりしすぎず、トンガ人に対しての固定したイメージも持たず、
自分の活動に専念していきたいと思います。


次は明るい学生ネタ書きますね^^
それでは、また!
by mi_kana2012 | 2013-05-03 16:32 | School Event


トンガで日本語教師


by mi_kana2012

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